【トリー・キーブラ バナーコレクション】
リコ :さて、今回は、唐突ですけど、トリー・キーブラのバナーについて語ってみようと思います。
今回の出席者は2名です。
CEO :1周年に間に合わせるはずが、こんな時期になっちゃいました(笑)。CEOです。よろしく。
リコ :こらこら、裏事情はかくしてこそ裏事情です。CEOのお相手は、私、神谷リコです。
さて、今日は、トリー・キーブラのオープンからこれまでに使われた「タイトルバナー」にスポットをあてて
語っていきたいと思います。
CEO :じゃあ、タイトルバナーとは何かっていうところだよね。
リコ :そうですね。その説明をしっかりとしておかなければいけませんね。タイトルバナーとは、
お店のHPの一番上にあるタイトル(お店の名前)の入った画像のことです。
トリー・キーブラで言えば、
「かわいい下着の専門店トリー・キーブラ」とある画像のことです。
CEO : 今日はそのバナーにまつわる話などを交えながらすすめていくってことだよね。
リコ :そうです。では、いきましょう。まずはこれ。オープン当事のタイトルバナーですね。
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トリー・キーブラのオープンから3ヶ月間使われたタイトルバナー第1弾。なかなかシュールなデザインである。
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CEO :おおっ、なつかしいな、オープン時のバナーだ。
リコ :そうです。本当は違うバナーでいく予定だったんですけど、CEOが直前になって「これにする!」って
言い出して、急遽差し替えたんですよね。
CEO :そうだそうだ。あれは大変だったなあ。なんせ、もう他のバナーで全てのページを作り終えてたんだよね。
その時は・・・って言うか、今もだけど、作製ソフトの一括差し替えツールなんて使えないから、
全て手作業で差し替えだったなあ。
リコ :その結果、とても下着やさんとは思えないようなタイトルバナーでの船出になったと(笑)。
CEO :今見ると、実にシュールだよな、これ。かわいらしさとか、美しさとか、ときめきとかそういう次元を超えた
ジャンルになってるよね
。ある意味、ウチでしかできないタイトルバナーだよな(笑)。
リコ :このバナーで数ヶ月続けて、なんで別のバナーにしようってことになったんでしたっけ?
CEO :何でもそうだけど、数ヶ月ぐらい物事をみてると、だんだんと冷静な目で見られるようになってくるよね。
確か、このときは、冷静にみたら、この女の子がリトルグレイっていう宇宙人に見えてきたんだよね。
この子のサングラスの部分と、リトルグレイの目の比率が恐ろしいほど近いのではないかと。
リコ :ええ〜っ、そんな理由だったんですか!?・・・でも、そういわれてみると見えないこともありませんね。
こうして、前代未聞の事情によりトリー・キーブラのタイトルバナーは第2期にむかいます。
※リトルグレイ
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第2期のタイトルバナー。ちょっぴりカラフルになりました。
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リコ :第2期になると、パッと明るい感じになりますね。色のバリエーションも増えました。
CEO :そうだな。トリーとキーブラの間の「・」のロゴが、この女の子の目の形と一緒なんだよね。
リコ :そうなんですよね。第1期のバナーも最初はサングラスをしていなくて、見ればすぐに
トリーとキーブラの間の「・」のロゴが、「目の形になってるんだ」ってわかるようになっていましたけれど
サングラスをつけてしまったことで、謎のロゴになってしまいましたよね。
CEO :そうそう、全くの投げっぱなしの謎になってしまったという(笑)。このバナーは、まあ、サングラスをとれば
こんな顔ですよっていう意味合いもあってね。
リコ :藤子・F・不二雄先生のマンガに出てくるキャラのように、メガネをとったら「 3 3 」みたいな目じゃなくて
よかったという人もいるかもしれませんね(笑)。
CEO :それはそれでアートでいい感じだな(笑)。で、このバナーも結構好きだったんだけどね。
やっぱり何でもそうだけど、数ヶ月ぐらい物事をみてると、だんだんと冷静な目で(笑)。
リコ :これはこれでやっぱりリトルグレイだと(笑)。それで第3期にむかうわけですね。
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メインカラーをピンクに変えた新バナー。目もとがまだ微妙にリトルグレイです。
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リコ :第3期になると、テイストがガラッと変わります。
CEO :ピンクをベースカラーにしたんだよね。
リコ :前までは、オレンジとライトグリーンが目立つ配色だったんですけど、かなり変えてきましたよね。
これは何でなんですか?
CEO :なんていうか、「らしくしようかな」と言うことだよね。それまで「なんか変わったものを」って感じでタイトルバナーを
作ってきてたけど、「ちょっと待てよ」とここで気づいたんだよね。タイトルバナーって言うのは、お店の看板だからさ、
たとえば、カレーやさんのような看板で「ウチはケーキ屋です」っていうのって、それはそれで面白いんだけど、
一歩足を踏み入れるまでに抵抗があるんじゃないかって(笑)。実際のお店でもそうだよね。
入ってみれば面白いんだろうなあとは思うけど、「なんだか入りにくいなあ」って感覚だけで入れないお店ってあるよね。
リコ :だから、たとえばケーキ屋さんならケーキ屋さんらしい看板にしましょうよってことですね。
CEO :そうそう。でも、やっぱりそこに媚びとか、他のお店がこうやってるから・・・なんて感じで作っちゃったら
つまんないじゃない。だから、
「ありそう」だけど「ない」感じで作ってみたんだよね。
リコ :そして、クリスマスになると限定バナーになります。
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クリスマスシーズンのみに公開された限定バナー。初めて実写と組み合わせたバナーです。
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CEO :おおっ、1週間のみ公開したクリスマス限定バナー!
リコ :これは、実写とイラストを組み合わせた初のバナーでしたね。
CEO :そうそう、クリスマスのイルミネーションを撮りに行って、その写真を使ったんだよね。
リコ :トナカイさんたちがいっぱいいて、ほんとかわいいバナーになりましたね。これ、かなりお気に入りでした(笑)。
CEO :このバックに使っている写真って、もともと、ブログに使えたらっていうことで撮ったものなんだよね。
なんかオシャレな写真をのせて、オシャレにコメントしてるブログってあるじゃない。リコがそれをやりたいってんで、
撮りまくったんだよね。
リコ :そうです。
で、帰ってから見てみたら全部ピンボケだったりブレまくったりしてて、使える写真が
一枚もなかったという(笑)。あれは悲しかったですね。
CEO :撮った写真が、ことごとく色メガネかける前の3Dアートみたいになっていたからね。
でも、なんかもったいないなあと思って、画像をIllustratorで開いて、ひっぱったりゆがめたりしてたら
なんだかバナーのサイズになってたんだよね。
つまり、これは何も考えずに偶然できあがったというバナーなんだよね(笑)。
リコ :でも、このバナーを作ったということは、後から思えば大きかったですよね。それまでのCEOは、
画像とイラストとか、画像とロゴを組み合わせるとかいったことはできなかったですからね。
CEO :恥ずかしながらそうなんだよね。だって、持ってる入門書には基本機能しか載ってなかったしね。
こういう入門書を書く人には、もっとプロ級の技をのせろっていいたいよね。
リコ :入門書じゃないのを買えばいいじゃないですか(笑)。そして、2006年からは新バナーになります。
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1月1日より使われたタイトルバナー。いぬ年にちなんでます。
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CEO :なんだか遠い昔のバナーに思えるけど、今年のバナーなんだよなあ。
リコ :いぬ年にちなんだバージョンですね。
CEO :ベースカラーのピンクはいいけど、果たしてこれが犬の帽子なのか、犬に食べられてるのかとか考え出すと
なかなかシュールなデザインだよね。
リコ :ある意味、そのシュールさは原点回帰であるって感じもしますよね。
ちなみに、かわいい〜って声も多くいただいたバナーです。
CEO : そういう声をもらえるとほんと嬉しいよね。でも、実はこのバナーは、かわいいのではなくて、かわいそうなんだよね。
というのも、裏設定では、この犬は生まれたときから、ずっと人間になりたかったんだよね。
で、毎日、祈っていたら、1年目に自分の足が人間の足になって、2年目には人間の手に、3年目には人間の体に、
4年目には・・・って感じで、どんどん人間になっていったんだよ。
リコ :なんだかすごい話ですね。
CEO :で、あとは顔だけだってなったんだけど、なぜか顔の下半分だけ人間の顔になって、顔の上の部分は
残ってしまったという。ここでこの犬は成長が止まってしまって、このままの姿で生きていかなければならないという
宿命(さだめ)を追って旅を続けることになったっていう話なんだよ・・・。
リコ :けっこう最後はありきたりですね・・・っていうか、そんな物悲しいストーリーを後付けしないで下さい。
かわいいなら、かわいいでいいじゃないですか。
CEO :いや、こういう裏設定がある方が萌えるって誰かが・・・。
リコ :何の話なんですか、一体。まあ、そうこうして、今のバナーになりました。
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ピンクをベースにしたデザインを前面に押し出し、今のバナーが完成しました。
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CEO :こうしていろんなバナーを並べてみてみると面白いものだなあ。
リコ :そうですね、どれも
自分たちで作っているから、語れるし、楽しいですよね。
こういうところが自社製作のいいところですよね。
CEO :実際、作っているときは大変だけど、それ以上の喜びと幸せを運んでくれるよね。
どれもウチだけしかないものだからね。ウチだけしかやらないっていう話もあるけど(笑)。
リコ :ここから、看板に「かわいい下着の専門店」っていう文字が本格的に入ったんですよね。
それまでは、「エンターテイメントな下着やさん」って入ってましたから。
CEO :うん。この方がわかりやすいからね。「エンターテイメント」っていうのは、お店の理想だと思うからさ、
ずっとタイトルに入れてたんだけど、この言葉って深すぎるんだよね。
いちばんわかりやすいところで言えば「娯楽」っていう意味があるんだけど、その娯楽ってなんですかって言ったら
それこそいろいろな意味があるじゃない。
リコ :そうですよね。あんまりこの言葉は好きじゃないですけど、今は「娯楽の多様化」ってこの時代を称する人も
いますからね。
CEO :そうなんだよな。だから、エンターテイメントっていうと、広すぎて深すぎていろんな意味にとられちゃう。
まだ人によって解釈が違うのならいいんだけど、今って、そういうものに対して考えることなしに
「だからそれって何?」っていう捉え方もされちゃうでしょ。ああ、それってもったいないなあと。
そんな考えもあって、「かわいい下着の専門店」を掲げているんだよね。
リコ :この上なくわかりやすいですよね。
CEO :そうそう。それで、このタイトルバナーの女の子にも実は裏設定が・・・。
リコ :はいはい・・・といった感じで、CEOが薀蓄モードに入りかけたところで、今回の座談会は終了です。
では、また〜!